男性の包茎にはリスクがある
こんにちは。上海永恵華クリニック泌尿器科の宋(そん)医師のホームページです。
今回は上海で良く診るケースが多い、包茎のリスクについて簡単に説明していきたいと思います。
(上海の日系雑誌ウェネバーにも毎月泌尿器科のコラムを執筆しています)
男性の包茎のリスク
成人男性の陰茎の亀頭が包皮に覆われている状態が包茎です。陰部を衛生的に保たないでいると、包茎により各種の症状を引き起こすリスクが高まります。今回はこのリスクについてお話します。
各種の炎症になりやすい
包皮内、環状溝部に特有の臭いをもつ汚れが溜まりやすくなります。この汚れが亀頭を刺激することで、包皮や陰茎の炎症の原因となります。また膀胱炎や腎盂腎炎、前立腺炎を引き起こすこともあります。
男性不妊の原因になる
包皮内の汚れを原因とする前立腺炎が起こると、精子の運動性や粘度が悪化する原因になります。男性不妊の原因として前立腺炎が挙げられます。
感染のリスクを高める
包皮内の汚れは多くの細菌を含んでいます。性交時に女性の膣内で感染する恐れがあり、パートナーの健康にも影響します。
嵌頓包茎の原因になる
包皮が翻転した状態で陰茎が勃起すると、亀頭と包皮の境目により、陰茎の血管やリンパ管が締め付けられることがあります。これを嵌頓包茎といいます。血流が流れにくくなり、亀頭が赤紫色に腫れ、包皮も浮腫んで激しい痛みを伴うこともあります。重症の場合は亀頭が壊死することもあります。
性生活に影響する
包皮の炎症が繰り返されると、亀頭が包皮に癒着しやすくなります。癒着が勃起を妨げるとともに、性交時の痛みにも繋がります。こうした痛みが原因で、心因性の性機能障害を引き起こすこともあります。
リスクは小さくありません。これらの症状が気になる方は性器の病院での受診をお勧めします。
永恵華(トワコ)クリニック泌尿器科は、上海で「泌尿器系の病気の検査、治療」「男性不妊症」「ED」の治療なども行っている日系クリニックです。全て日本語で対応可能です。
潜血尿・蛋白尿の精密検査、前立腺がん検診、尿路(腎臓・尿管・膀胱)がん検診、尿路結石症(腎結石・尿管結石など)、尿路感染症(膀胱炎・精巣上体炎・前立腺炎・腎盂腎炎など)、性感染症(尿道炎、性器ヘルペス・梅毒・尖圭コンジローマなど)、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁、精索静脈瘤、無精子症、乏精子症、精子無力症等
上海で安心安全な医療サービスを提供しています。
上海永恵華(トワコ)クリニック
(泌尿器科・男性科)
上海市華山路800弄6号裙楼4F
tel:62113333
info@mens-towako.com
泌尿器科の宋(そん)医師
上海永恵華クリニック泌尿器外科担当医。得意分野は泌尿器の感染症、前立腺炎、男性不妊、性機能障害、泌尿器結石など。
これまでの疾患の記事一覧はこちら
クリニックへの行き方はこちら