2021-06-11
気になる泌尿器科Q&A (Vol.23)包皮炎について
【包皮炎】
亀頭包皮炎は、包皮と亀頭部分の炎症を指す。包皮が長すぎる場合や包茎の場合、恥垢が蓄積して包皮と陰茎の頭を刺激、包皮口蓋炎を引き起こす可能性がある。細菌、真菌感染症、薬物アレルギーによっても引き起こされる。
臨床症状
- 急性表在性亀頭炎:主に下着の摩擦、外傷、または石鹸と洗剤の局所的な刺激によって引き起こされる。浮腫、紅斑、滲出、びらん、化膿性分泌物による二次感染、潰瘍を形成しやすく、自覚するほどの痛みを伴う
- 環状のびらん性亀頭炎:亀頭と包皮の炎症による損傷が環状または、チーズ状の包皮麟を伴う。時間の経過とともに浅い潰瘍に変化していく。リング状の特徴が失われると、表在性亀頭炎と区別するのは難しくなる
- 形質細胞亀頭炎:中年によく見られる。持続性の慢性炎症で、表面はなめらかまたは湿っていて、浸潤がより顕著。境界ははっきりしていて、チリパウダーのような小さな斑点が表面に見られる。亀頭増殖性紅斑と区別がつかない。女性の外陰部に同様の損傷が発生した場合、形質細胞外陰炎と呼ばれる
- 雲母状および角質性偽上皮腫亀頭炎:亀頭は浸潤および肥大、角質化してかさぶたができる。患部は通常の弾力性を失い、時間とともに収縮する。
治療
一般的に二次感染を防ぐために領域を清潔に保つ。包茎または包皮浮腫の場合、一般的な治療をしても炎症が治まらない場合、包皮の背側を切開して対処する。先端を切り取る割礼は、炎症が完全に治まった後に行う。
予防法
包皮と陰茎の頭を頻繁に洗い、包皮腔を清潔d乾燥した状態に保つ。包皮や包茎が長すぎる場合は割礼することで予防効果が期待できる。
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泌尿器科の宋(そん)医師
上海永恵華クリニック泌尿器外科担当医。得意分野は泌尿器の感染症、前立腺炎、男性不妊、性機能障害、泌尿器結石など。
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